NOMISMA SCHOLA

マウリヤ朝ビンドゥサーラ期の銀貨

紀元前297〜前272年 ・  ・ 紀元前三世紀 ・ パータリプトラ造幣所

マウリヤ朝ビンドゥサーラ期の銀貨(表)マウリヤ朝ビンドゥサーラ期の銀貨(裏)
Jean-Michel Moullec from Vern sur Seiche (35, Bretagne), France / CC BY 2.0(Wikimedia Commons

マウリヤ朝ビンドゥサーラの時代、パータリプトラの工房で打たれた一カルシャーパナである。出典はミッチナー ACW 4165 を参照番号として挙げ、寸法を十四かける十一ミリ、目方を三・四グラムと記す。表の印のなかには太陽がある。アショーカの父の代、帝国はまだ拡がっている途中だった。不定形の銀に太陽を打つという仕事が、帝都の工房で日々くり返されていた。