NOMISMA SCHOLA

クニンダ国の銀貨

紀元前2〜前1世紀 ・  ・ 紀元前一世紀 ・ ヒマラヤ山麓・クニンダ国

クニンダ国の銀貨(表)クニンダ国の銀貨(裏)
World Imaging / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons

ヒマラヤ山麓に拠ったクニンダ国の銀貨。出典は年代を紀元前一世紀から二世紀に置く。貨面には鹿が立ち、その傍らに女神がいる。帝国の銀ではなく、山あいの一国が自分の名で打った銀である。亜大陸の貨幣史は、大帝国の系譜だけでできてはいない。中央の権威が届かない場所にも造幣の技はあり、その土地の獣がそのまま貨面に載った。