パリシイの金スタテル
前2〜前1世紀 ・ 金 ・ 紀元前一世紀 ・ パリシイ族
The Metropolitan Museum of Art(17.191.121) / CC0(Wikimedia Commons)
マケドニア王フィリッポス2世の金貨を写すところから始まったガリアの金貨は、世代を追ってアポロンの顔を渦や曲線に解体していった。現在のパリ周辺に住んだパリシイ族の金スタテルは、その抽象化の頂点とされる。渦巻く髪と躍動する馬の造形はケルト美術の傑作と評され、実物はパリの国立図書館貨幣室とメトロポリタン美術館が所蔵する。金貨は使う金であると同時に、権力を見せる富だった。