NOMISMA SCHOLA

ワッペンミュンツェンのヘミオボル

前561〜前546年 ・  ・ 紀元前六世紀 ・ アテナイ

ワッペンミュンツェンのヘミオボル(表)ワッペンミュンツェンのヘミオボル(裏)
CNG, (uploaded by Odysses) / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons

前五六一〜前五四六年、ペイシストラトス期のアテナイ最初期の銀貨系列「ワッペンミュンツェン(紋章貨)」の小さなヘミオボル。径六ミリ・〇・三一グラム、図柄はリンゴ、裏は打ち込み痕である。系列には一四種の意匠が確認され、フクロウの登場する発行もあった。貴族諸家の家紋とする一九世紀の説は今は支持されず、発行担当者の印とする理解が一般的になった。「紋章貨」という名前だけが、退いた仮説の跡に残っている。

直径 6mm