エウアイネトス銘のデカドラクマ
前四〇〇年頃のシラクサのデカドラクマ、銀四三・二五グラム。表は泉の精アレトゥサの頭部と四頭のイルカ、裏はニケが冠を授ける四頭立て戦車と下段の武具。アレトゥサはシラクサ発祥の地オルテュギア島の泉の精である。彫刻師エウアイネトスは、その首の下に自らの名を刻んだ。古代貨幣で彫刻師が署名すること自体が例外的で、署名入りデカドラクマは古代貨幣芸術の頂点と評される。フランス国立図書館スミス=ルスエフ遺贈のコレクションから。
前四〇〇年頃のシラクサのデカドラクマ、銀四三・二五グラム。表は泉の精アレトゥサの頭部と四頭のイルカ、裏はニケが冠を授ける四頭立て戦車と下段の武具。アレトゥサはシラクサ発祥の地オルテュギア島の泉の精である。彫刻師エウアイネトスは、その首の下に自らの名を刻んだ。古代貨幣で彫刻師が署名すること自体が例外的で、署名入りデカドラクマは古代貨幣芸術の頂点と評される。フランス国立図書館スミス=ルスエフ遺贈のコレクションから。