NOMISMA SCHOLA

象皮のアレクサンドロス

前323〜前285年頃 ・  ・ 紀元前四世紀 ・ プトレマイオス朝(アレクサンドレイア)

象皮のアレクサンドロス(表)
ArchaiOptix / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons

前三二三〜前二八五年頃、プトレマイオス一世治下のアレクサンドレイア造幣。表は象皮の頭巾を被りアンモンの角を生やしたアレクサンドロス三世、裏は玉座のゼウス、銘は「ΑΛΕΞΑΝΔΡΟΥ」。プトレマイオスがアレクサンドロスの遺体をアレクサンドリアに奪取したのと前後して現れた型で、貨幣に現れた最初のアレクサンドロスの顔である。生前の貨幣に王自身の顔は無かった——死んだ王が、神の姿で貨幣に登場した。ミュンヘン国立貨幣館の収蔵品。